原点にして頂点的なワイヤレスイヤホンといえばAppleの『AirPods Pro』
そんな『AirPods Pro』も3年近く使い続けていると、いつしか後継機の『AirPods Pro2』が登場しました。
そのタイミングで買い替えても良かったのですが、『AirPods Pro』に不満はありませんでしたし、進化しているとはいえ言うほど変わり映えしない『AirPods Pro』に飽きちゃってたわけです。
買い換えるなら全く新しいイヤホンを、という思いで今回購入したのが“Nothing(ナッシング)“が販売する『Nothing Ear (2)』でした。
というわけでレビューしていこうと思います。
Nothing Ear (2)の開封
例によって、1番ワクワクする時と言っても過言ではない開封の瞬間です。
まさかのパッケージを破り開けるシステム。2度と元には戻せない開封方法。賛否両論ありそうですが、個人的にはかけがえのない一瞬感があって好きです。
儚い開封を終えて、内容物をチェックするとこんな感じ。
- Nothing Ear (2)本体
- イヤーピースS/M/L(Mサイズは本体に装着済み)
- USB-C to Cケーブル
- 取扱説明書
本体は紙のフィルムに包まれている丁寧さ、ポイント高いです。
驚異的にかっこいいデザイン
そしてお披露目となる『Nothing Ear (2)』本体。
そう、Nothing 製のデバイスといえば、あの日憧れたスケルトンデザインが特徴的。
正直、『Nothing Ear (2)』のデザインに一目惚れしたというのが購入理由の3942759709870%を占めています。カッコ良すぎて開封が済んだ段階で満足できたのはいい思い出です。
ケース背面。ホワイトとスケルトンの絶妙な塩梅。
ケースの側面には「ペアリングボタン」と「USB-Cポート」
ケースのフタは90℃くらい開く仕様。またフタを閉じるときはマグネットがカチッとくっ付いて、割としっかり閉じることができます。
『AirPods Pro』と大きさ比較。ケースの形に違いはあれど特に優劣は決められません。
もちろんケースはワイヤレス充電に対応しています。もはや、あって当たり前に思える機能ですが、ちゃんと感謝したい今日のこの頃です。
イヤホン自体もカッコよくて震えます。
細かい部分に至るまでスケルトン仕様で楽しいです。
『AirPods Pro』と比べると気持ち小さめな『Nothing Ear (2)』のイヤホン。装着感は『AirPods Pro』になれている身としては全くストレスがありません。
実際にNothing Ear (2)を使ってみて
音質は問題なし
イヤホンで最も気になる点は音質でしょう。
デザインで即決した『Nothing Ear (2)』でしたが、音質も普通に良かった(小並感)。
そもそも音質について語れるほどこだわりも無く、すぐ「いい音」と思ってしまう幸せな耳しか持ち合わせていません。が、曲中の全部の音が聴こえる的な感動が『Nothing Ear (2)』には間違いなくありました。
専用アプリ『Nothing X』におんぶに抱っこ
専用アプリで触れる設定は下記。
イコライザーとジェスチャーのカスタマイズ
https://jp.nothing.tech/products/ear-2
イヤホンを探す
低遅延モード
ソフトウェアの更新
デュアル接続
Personalised ANC
Environment adaptive ANC
パーソナル サウンド プロファイル
イヤーチップのフィット試験
セットアップから自分の聴覚に合わてくれるイコライザー設定など『Nothing X』があればイヤホンの設定で困る心配はないはずです。
実際、もろもろの説明をとばして『Nothing X』を触っているとイヤホンの設定を完了できました。強い。
プレスコントロールが便利
『Nothing Ear (2)』にもイヤホン本体をつまんで行う「プレスコントロール」が機能として備わっています。
1回押す | 再生/一時停止・通話応答/切断 |
2回押す | 次の曲にスキップ、通話の拒否 |
3回押す | 前の曲にスキップ |
長押し | アクティブノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替え |
ちなみに上記は初期設定の状態で、専用アプリ『Nothing X』で操作のカスタマイズが可能です。
しかも左右で違った操作を割当てられるので、使いこなすことができれば捗りそう。
実は親切設計
イヤホンをケースに戻すとき、右左どっちがどっち?と迷いがちでしたが、その迷いは親切デザインが断ち切ってくれました。
右イヤホンには赤の丸模様、左イヤホンには白い丸模様。ケースも同様に赤と白の丸模様が左右についているので、収納時は色で合わせてあげると2度と迷うことはありません。優しい。
保護フィルムは貼るべき
自慢のスケルトンボディを持つ『Nothing Ear (2)』ですが、手にしてみて思いました。ケースに傷が付くと台無しになってしまうと。そして傷つきやすいだろうと。
傷から守るための保護ケースもあるようですが、最高のデザインを隠すくらいなら死んだ方がマシです。ということで、デザインを邪魔しない保護フィルムを購入。
保護フィルムだったら、一見なにも貼っていないかのように馴染むので違和感はほとんどありません。
背面の白い部分も、剥き出しのままだと黒ずむ運命なので保護フィルムを貼っておき得です。
結局側面は剥き出しで、全面を保護できるわけではありませんが保護フィルムを貼っておいた方が悔いは残らないはず。純正の保護フィルムか保護ケースを販売してくれないかと期待しておきます。
Nothing Ear (2)は余裕で選択肢に入るワイヤレスイヤホン
今までワイヤレスイヤホンといえば『AirPods Pro』以外ありえない、と考えていましたが、全然そんなことありませんでした。
むしろ価格を考えれば『Nothing Ear (2)』がファーストチョイスになる可能性だって大いにあります。
今現在、身の回りはiPhone、iPadとApple製品に囲まれていますが、そこに割って入ってきた『Nothing Ear (2)』、余裕で『AirPods Pro』からの乗り換えを叶えてくれました。
『Nothing Ear (2)』はデザインがぶっちぎりに優れていますし、機能性も充分なので、新たに試してみる価値あると思いますね。