観光地に行って、温泉宿に泊まる時間が取れずに抜け殻のように過ごしていた、ここ最近。
時間がなくても、プチ旅行気分を味わうために訪れたのが『新苫小牧プリンスホテル「和〜なごみ〜」』でした。
いわゆるビジネスホテルではありますが、野口観光が運営しているだけあって思いのほか快適に過ごすことができます。
基本的なターゲットはビジネスマンでしょうけど、全く仕事の用事は無く遊びにきただけでも、気分転換になって来てみて良かったな、と思えるホテルです。そんな感じで宿泊記を書いていきます。
新苫小牧プリンスホテル「和〜なごみ〜」のプランと料金
今回は1泊朝食付きのプランで、だいたい1万円の料金でした。
ビジネスホテルにしては高くない?と感じるかもしれませんが、それは広めのちょっといい部屋を選んだせいです。もっと気軽な料金で宿泊できるプランもあるので、用途や予算に応じて決めるといいでしょう。
また、チェックインは15時から29時まで可能で、チェックアウトは11時までと、時間の融通が効くのもビジネスホテルならではで助かります。
ちなみに精算はビジネスホテル特有の前払い制。
フロントのスタッフさんも親切でしたし、自動精算機が気楽でいいですね。
新苫小牧プリンスホテル「和〜なごみ〜」の客室
ということで、宿泊する客室に向かいます。今回の客室は「デラックスツイン」。
カードキーで鍵を開けて、速攻入室。
ビジネスホテルにリフレッシュしに来るというトリッキーな目的だったので、広い部屋が嬉しいです。
よくあるツインルームだと、部屋のほとんどがベッドに占拠されていますが、さすがデラックスツイン。大きなベッドが2台あっても、スペース的な余裕は充分あります。
ベッドの向かいには壁掛けテレビ。テレビの前にはテーブルと1人掛けのソファが2脚。
部屋の隅には、折りたたみのデスクと荷物置き。真面目にデスクワークしたい方は助かりそうです。
空気清浄機がないと詰む。
客室に入って右手側には、姿鏡とクローゼット。
クローゼットには消臭スプレーや館内履きのスリッパ。
クローゼットの下には金庫があります。
クローゼットに用意されていた館内着はサムエでした。浴衣派の方は1階のロビーから取ってくることになります。
部屋の奥にはケトルやティーカップ。ちゃんとお茶請け菓子があって驚きました。
その隣には電子レンジと冷蔵庫。夕食は外に食べに行くか、持ち込むことになるので客室に電子レンジがあるのは便利です。
冷蔵庫の中にはグラスが2つ。
最後に水回り。洗面台とトイレが同じ空間にあります。
据え置きのドライヤーは安心のパナソニック製。
そしてシャワールームです。1階に大浴場があるので客室にはシャワーがあれば充分ですね。
ちなみに歯ブラシなどのアメニティやコーヒーは客室には備えが無く、1階のロビーから必要な分持ってくることになります。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、ホテルも忙しいですからね、受け入れます。
アメニティの他に、3階と7階には無料で利用できる製氷機が設置されていて、「ビジホ飲み」が捗ります。
新苫小牧プリンスホテル「和〜なごみ〜」の大浴場
大浴場があるビジネスホテルって、それだけでポイント高いですよね。
「和〜なごみ〜」の大浴場は登別、洞爺、北湯沢の温泉を月替わりで楽しめる仕組み。
というわけで、この日は登別温泉の湯。ほんのり硫黄のにおいがして、確かに登別温泉感がありました。
大浴場自体広くはありませんが、足を伸ばして浴槽に浸かれるだけで幸せです。また、サウナと水風呂完備している点も熱いですね。
残念ながら浴場の撮影はマナー違反なので、大浴場の様子については公式ホームページでチェックしてみてください。
そして温泉旅館さながらの湯上がり処があって、
ふかふかソファでくつろぎながらテレビを観てもいいし、
マッサージチェアに座って微睡むのも良いかもしれません。
さらに、湯上がり処の奥の方にはワークスペースや、
「のぐち文庫」なる読書スペースが設けられています。
立派なスピーカーでBGMを聴きながら、座り心地抜群のソファでくつろぐとビジネスホテルに居ることを忘れてしまいそうです。忘れないけど。
新苫小牧プリンスホテル「和〜なごみ〜」の朝食
朝食会場であるレストランはホテルの最上階(11階)にあります。
11階の高さから見晴らす景色は、朝に持ってこいで清々しい気分になれます。
といわけで本題の朝食。
ビジネスホテルかつ朝食なのに、ちゃんとお品書きが用意されています。温泉宿でさえ、朝食でお品書きがあるところの方が少ないので驚きです。ちなみにメニューは月替わり。
2段重の内容はこんな感じ。朝の定番料理はもちろん、一手間かかってそうな小鉢が美味しいです。
『ホッキ&ホタテ・彩り野菜のポテトフォンデュ』。やっぱり火を使った料理があると演出的にも楽しい気がします。
『2者択一の注文料理』では、カレーラーメンかホッキカレーを選べました。
苫小牧といえば北寄なので、思考停止でホッキカレーを選びます。1番美味しかったです。
少食の方は、あえてどちらも選ばないという選択もできるのでご安心を。
まさかの、充実したデザートたち。無いと思っていたので、いい意味で期待を裏切ってくれました。
バイキングは他にも、サラダやフルーツ、ドリンク類やご飯のお供があって満足度が高いです。
このクオリティの朝食を、ビジネスホテルで食べる事ができるとは…。今年1番の発見かもしれません。
新苫小牧プリンスホテル「和〜なごみ〜」まとめ
苫小牧に用事があっても無くても、仕事でも、観光でも新苫小牧プリンスホテル「和〜なごみ〜」に1度宿泊してみるのがオススメです。できれば朝食付きのプランがいいですね。
忙しくて温泉旅行ができなくてもビジネスホテルに泊まってみると、それはそれで非日常が味わえてハマる予感がしています。