野口観光が展開する『風』シリーズのホテル。なかでも今回は北海道伊達市(伊達市といっても大滝区の方)にある「緑の風リゾートきたゆざわ」に宿泊して参りました。
北湯沢と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、場所的なイメージで言うと洞爺湖と支笏湖の中間に位置しています。
そんな「緑の風」ですが、今まで訪れた温泉の中で大浴場(特に露天風呂)の楽しさがNo. 1でした。というわけで宿泊記を書いていこうと思います。
緑の風リゾートきたゆざわのプランと料金
今回のプランは、1泊2食付きのスタンダートなプラン。食事の形式は2食ともビュッフェです。
料金は1人2万円ほどでした。8月は価格設定が強気ですね。
緑の風リゾートきたゆざわの客室
客室へ向かう前にチェックインを済ませます。めちゃでかロビーでびっくり。
チェックイン前には、ウェルカムドリンクとしてパインジュースがいただけました(コーヒークッキー付き)。
というわけで客室へ。
スタンダードなプランとはいえ、今回の客室は和洋室。というか9〜11階にある特別室以外は全ての客室が同じ作り。予約の時に客室のタイプを考える手間が省けます。
38㎡の和洋室は広さ充分。これがスタンダートルームであるから強い。
ベッドの寝心地は◎。おかげで熟睡できます。
和室も10畳あって、広々ゆっくりできます。
茶請け菓子には「ざっこくじゃがぽりん」と「みそゆべし」
設置されている座椅子は少し高さがあって、他の座椅子とは一味違う座り心地です。
和室にある押入れには布団たち。和室に布団を敷いて微睡むのも悪くありませんね。
その下には館内着の浴衣とサムエ、部屋着やタオル類があります。
押入れの反対側には金庫。言うほど使わない。
部屋の広さの割にテレビは控えめなサイズです。
今回は山側の客室だったので、窓から見える景色はひたすら木々。紅葉したら見応えありそうです。
空気清浄機があって安心です。部屋の空気が悪いと鼻水で死ぬ。
客室に備え付けのドリンク類はこんな感じ。コーヒーにこだわりは無いようです。
ケトルには、あらかじめ水を入れてくれているという親切ムーブ。
ちゃっかりアロマデュフューザー。山の中にいて、森の匂いを嗅げるようです。
冷蔵庫には自由に飲んでもいいミネラルウォーターです。
クローゼットには羽織と消臭スプレー、
衣類ブラシや館内で履くスリッパがあります。
最後に水回りの紹介です。
客室の浴室に入る前、目に付いたのが「客室のお風呂も大浴場と同じ成分です」の文言。蛇口から温泉が出るということですね。
部屋でも温泉が楽しめる、希望を胸にドアを開けてみます。
まさかのユニットバス。せっかく温泉が出るのに弱い〜、惜しい〜。
客室でも温泉が楽しめるのは間違いないので、それはそれで。
必要最低限揃ったアメニティ。どれも緑の風のロゴ入りでかっこいいです。
ドライヤーはLOUVREDO(ルーヴルドー)。
なんとか水回りをリニューアルしてほしいと願うばかりです。せっかく蛇口から温泉が出るのだから。
ちなみにルームキーはこんな感じ。普通にこのキーホルダー欲しいです。
緑の風リゾートきたゆざわの大浴場
じゃらんの口コミで風呂4、9(2022年8月現在、最高点は5)の評価を誇る緑の風の大浴場です。
湯上がりラウンジは広くて待ち合わせに不便がありません。
自動販売機が4台ありますし。
ということで、自慢の大浴場を画像付きで紹介したいところですが、浴場での撮影はNGなので公式ホームページでチェックしてもらえると幸いです。
辛うじて大浴場の模型を見つけたので、イメージを掴むのに役立つかもしれません。
さらに文字で大浴場の良さを伝える努力をしたいと思います。
まず脱衣場は広くて、ドレッサーも充分な数がありました。ちなみに備え付けのドライヤーはレプロナイザー2dです。髪がサラサラになります。
また水やビタミンウォーターが飲めるディスペンサーが設置されていました。
緑の風の大浴場は1階と地下1階の2フロア式。地下1階には脱衣場から階段か、浴場にあるエレベーターで移動できます。浴場にエレベーターがあること自体珍しくてテンション上がりますね。
大浴場には仕切りの付いた洗い場がたくさんあるので、順番待ちの心配はまず無いでしょう。
1階の内湯には泡風呂や檜風呂、打たせ湯があります。サウナもかなり広くて、テレビ付き。
クールサウナは大きな冷蔵庫の中にいるみたいな感じで、まさしくクールダウンに持ってこいです。
地下1階の内湯には立ち湯や座湯、変わり湯があり、内湯だけでも充実のラインナップ。
そして露天風呂です。露天に一歩踏み出した瞬間、つい口にしてしまうでしょう、「で、デカイ〜!」と。
なんでも150坪の露天風呂は、日本最大級らしく圧巻です。でも、まだ満足してはいけません。
大露天風呂の先にあるのが『森の散歩湯WOOD SPA』。これが1番楽しかった。なんせ10種類ものお湯を楽しめますからね。しかも、緑の風の大浴場は男女入れ替えがあるので、全部で20種類のお湯を堪能できるという圧倒的さです。
当然、それだけの種類のお湯を用意するには入浴剤が使われていますが、もとはちゃんと温泉です。さらには、全てかけ流し。
宿泊した日は雨が降っていましたが、それでも露天風呂を楽しむ人々がいました(自分含め)。雨なんかには負けない魅力がそこにあるのです。
温泉だけでも緑の風に訪れる価値、あると思いますね。
緑の風リゾートきたゆざわの食事
夕食(ビュッフェ)
今回の食事はビュッフェということで会場の「せせらぎ」にやってきました。緑の風ではビュッフェの他に、プランによって和食会席とフレンチ&イタリアンのコース料理を選ぶことができます。
夕食時間は18時から15分刻みの時間で決めることになります。これはチェックイン時に決める流れです。席は指定席でスタッフさんが案内をしてくれます。
ビュッフェの中身を全部紹介しているとキリがないので、ざっくりこんな感じとだけ。
和洋中揃った料理は、大体どれを食べても美味しかったです。ビュッフェとしては高レベルな印象。
食事の途中にはワゴンサービスがあって、名物のビーフシチューと、
特製の冷麺を配ってくれました。自分で取りに行かないで済むのでありがたいです。
野菜を畑にあるかのように見せる演出は印象に残りました。土っぽいのはパン粉とブラックオリーブでできているから、野菜と一緒に食べられるので安心。もちろん「伊達野菜」は抜群に美味しいです。
ビュッフェとはいえ、デザートのクオリティが高くて感動的でした。特にスタッフさんが仕上げてくれるパフェは格別です。
つい食べ過ぎてしまうのが、ビュッフェの魅力だったりします。ご馳走様でした。
朝食(バイキング)
朝食も夕食と同じ会場の「せせらぎ」です。席は自由席で、7時30分〜8時30分の間で好きな時間に食事会場に向かいます。
朝食としての品揃えは完璧で、充分満足いくクオリティでした。
朝でもデザートは充実のラインナップ。飲むクリームチーズが爆発的に美味しかったです。
でも、やっぱり自分で料理を取りにいく必要のあるビュッフェやバイキングは得意じゃないと再認識。いっぱい食べれるのは楽しいですけどね。
緑の風リゾートきたゆざわの館内施設
くつろぎライブリー のぐち文庫
緑の風には「のぐち文庫」なる書籍コーナーがあります。
座り心地のいいソファやリクライニングチェアに座って、読書すると優雅な気分になれます。
しかも、無料で利用できるコーヒーサーバーまであって強い。ありがたいサービスです。
さらに「夢追い人」と名付けられた書斎スペースがありました。壮大な名前で笑います。
1人用の個室のなっているので、万が一、仕事や課題を持ち込んでしまったとしても捗ること間違えなしです。
ITカフェ 情報ステーション
スイーツ大好きな方に朗報です。緑の風には「ITカフェ 情報ステーション」というカフェスペースがあって、特製のケーキを楽しむことができます(さすがに有料、1個300円〜400円くらい)。
また、情報ステーションというだけあって、近隣の観光施設や野口観光グループホテルのパンフレットが置いてありました。
コンビニ メイスイマート
いわゆる売店ですね。お土産やおつまみ類、各種ドリンクなど、なかなかの品揃え。おかげで外に買い物へ行かなくても済みますね。そもそも、緑の風周辺にコンビニなんて無いのだけれど。
露天風呂でも使われているオリジナルの入用剤も販売されています。
宿泊予約をするときに一緒に予約できる「総料理長プリン」がメイスイマートでまさかの販売中。予約しそびれたとしてもゲットできるチャンスありです。
セレクトショップ
メイスイマートの向かえにあるセレクトショップでは、こだわりのアイテムが揃えられています。
実際に緑の風で使われている食器やスリッパなんかも販売されていて、店内を覗いてみるだけでも楽しめます。
その他
他にも本気の温泉卓球ができるスペースや、
ちょっとしたゲームコーナー、
コインランドリーが館内にはありました。
緑の風リゾートきたゆざわ まとめ
スタンダートなプランでも客室は広く、ビュッフェ料理もハイクオリティで満足できました。
なんといっても、大浴場が素晴らしい。温泉入りにまた来たいな、と心の底から思えます。ぜひ1度体験して欲しいです。