2023年第一弾ということで、白老の虎杖浜にある『心のリゾート海の別邸ふる川』に宿泊して参りました。
当ブログで取り上げるのは実は2回目で、似たり寄ったりの内容になるかもしれませんが、バージョンアップ版として宿泊記を書いていこうと思います。
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【心のリゾート海の別邸ふる川】ブログ宿泊記 可愛い看板犬に癒される
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まず初めに「モコちゃん」はもういない
心のリゾート海の別邸ふる川の大きな魅力といえば看板犬です。グレートピレニーズという犬種の白くてモコモコの2頭が看板犬として頑張っているわけです。
ところが先輩犬の「モコちゃん」は2022年の12月末頃に病気で亡くなっていたのです。スタッフさん曰くモコちゃんは13歳だったので、頃合いであったのでしょう。
てっきり、まだモコちゃんに会えるものだと思っていたので、訃報を耳にした時には膝から崩れ落ちました。悲しい。
でも、もう1頭の看板犬「ハルちゃん」が頑張っているのを目にしてクヨクヨしていられないと救われたのです。
ただし、今回「ハルちゃん」に出会えたのは散歩に出かける直前の一瞬だけ(それでも嬉しかった)。どうしても看板犬と触れ合いたい方はスタッフさんに、それとなくお願いしておくとチャンスがもらえるかもしれません。
心のリゾート海の別邸ふる川のプランと料金
気を取り直して、今回の宿泊プランは1泊2食付きで1人2万3千円ほどでした。ちなみに和室8畳の1番リーズナブルな客室です。
白老のふる川には、様々なタイプの客室があるので予算に応じて選べるあたりさすがです。
個人的に冬は寒くてテラスに居られないし、普通の和室で充分満足できました(つーかこれが限界)。
心のリゾート海の別邸ふる川の客室
チェックインの手続きはラウンジで抹茶と饅頭を頂きながら行います。立ち上がるタイミングが分からなくなるくらいホッとするひと時。
チェックイン後、スタッフさんが客室まで案内をしてくれます。案内して貰うより、各自勝手に客室へ向かう方が気が楽なのは内緒です。
玄関。
大浴場でスリッパの取り間違えを防止するタグがあります。
客室に入ってすぐ右手側にあるトイレは清潔そのもの。
しかも、自動で開け閉めしてくれるタイプのトイレで楽しかったです。
トイレに向かって反対側には洗面台があって、アメニティは充実のラインナップ。
備え付けの化粧水や乳液。
消毒液、消臭スプレー、ハンドソープが完備。
ドライヤーは困った時のパナソニック製。
メインスペースの和室。
窓際には趣のある椅子が2脚あって、
そこから見えるのは、約束のオーシャンビューです。白老のふる川の客室では、あえてテレビが設置されていません。
おかげで日常を離れて、海を眺めながらゆっくりできるのです。
窓辺には備え付けの双眼鏡があって、死ぬほど運が良ければイルカを見ることができるんだとか。
全くイルカが見える気配はありませんでしたが、カモメの大群を追いかけ回すカラスを観察していると面白かったです。
また夜にはテラスがライトアップされるので、「はあ〜、綺麗。」ってなります。
窓辺の右手側にある棚には、良さげなスピーカー。
隣には、今は亡きモコちゃんからのメッセージ。泣ける。
棚の中段にはミネラルウォーターと電気ケトル、お茶請け菓子の魚醤せんべい。
お茶は急須で入れる本格的なやつ。
棚の下段には冷蔵庫があって、中にはミネラルウォーターが2本。
その隣にはグラスや栓抜き、便箋があります。
反対側の棚には、ナチュラルサイエンスのサンプルグッズと、
化粧にもってこいの明かりがつく鏡。
もはや生活必需品と言っても過言ではない空気清浄機も完備。
クローゼットには館内着のサムエと浴衣、ランドリーバッグや毛布があります。
クローゼットの下には金庫。ホテルの全てを信頼しているので、意外と使いません。
クローゼットの隣に内線電話とティッシュ。
押入れには布団がねじ込まれています。
夕食を終えると、こんな感じに布団を敷いておいてくれます。食べてすぐ横になれる喜び。
客室にシャワーや浴槽はありませんが、せっかく温泉に来ているのだから大浴場を使えば済む話です。
心のリゾート海の別邸ふる川の食事
夕食
白老ふる川では、2ヶ月おきにメニューが変更されているようで公式HPでお品書きを確認できます。
2度と同じ料理は出てこないかもしれないので、簡単に紹介していきますね。
先付けのスープ。
お造り。地元のヤマメの食感が半端じゃなく良かったです。もちろん味も。
カジカの黄身焼きはおしゃれな盛り込み。
ほっこり饅頭。「ほこっり」という言葉は、この料理のためにあると確信しました。
お品書きには無いメニューのワカサギの天ぷら。
そしてメインは、自慢の白老牛のすき煮。
さすがにとろける食感で、爆発的に美味しいです。
食事物は古代米の炊き込みご飯と豆乳味噌汁。
最後にデザートは気分を変えて、ラウンジでいただきます。
今回もどれを食べても美味しい夕食でした。大満足です。
朝食
朝食の時間はチェックイン時に決めますが、今回はスタッフさんにおすすめされるがまま7時30分に決定しました。おそらく7時から9時の間の30分刻みで決められるはずです。
席にはあらかじめ、虎杖浜名物のたらこや漬物、
ポトフ、つまり野菜鍋が用意されています。
ポトフは具材を食べきった後で、チーズとご飯を入れてリゾット風に食べるのがおすすめ。
席について後ほど、暖かいおかずや
炊き立てのご飯、
味噌汁を運んできてもらえます。この日の味噌汁には銀杏草が入っていて、1番美味しかったです。
ドリンク類はバイキング形式。
ちゃっかりパンの用意もありました。
朝食では定番の生卵と納豆も食べ放題。
また食後にはラウンジでヨーグルトや手作りのプリンをいただけます。
夕食の時もそうですけど、ラウンジに移動して貰うことでレストランを片付けやすくする、うまいやり方だなと感心しました。
朝食はボリューミーながら、優しい味付けで満足度が高いです。
心のリゾート海の別邸ふる川の温泉
大浴場
例によって大浴場や脱衣場の様子はHPで確認してもらえると幸いです。
虎杖浜温泉といえば「美肌の湯」。とろみを感じる泉質は肌をツルツルにしてくれて心躍ります。
さらに洗い場のシャワーでウルトラファインバブルを一生浴びると美肌の湯と合わせて、肌年齢が若返ること間違なしです。
そして、なんと言っても開放感抜群の露天風呂。海のすぐそばで温泉に浸かれる贅沢、むしろ気分的には海に入っている錯覚さえあります(気のせい)。
現状、人生で最高の露天風呂とさせてください。
湯上がり処には館内で唯一のテレビ。マッサージチェアに座りながら番組をチェックできます。
小上がりで微睡むのも良いですし、
将棋と囲碁のセットがあるので、神の一手を極めるのもありでしょう。
シャーベットや飲み物のサービスが嬉しいです。
大浴場の通路にはバードウォッチができるスペースがあって、たまに小鳥を眺めてみるのも楽しかったりします。
貸切風呂
大浴場の写真は撮れませんが、貸切風呂はしっかりと写真付きで紹介します。
白老ふる川の貸切風呂は50分3300円で利用可能(檜か岩風呂を選べる)です。
今回は檜風呂ということで、かなり広くて利用して正解でした。
2人並んでも快適な広さの洗い場。
浴場から外気浴ができるテラスに出られます。気温-10℃の中、決死の思いで撮った写真はブレブレで笑える。
脱衣場には飲み水がありますし、アメニティも揃っていて申し分ないです。
しかも貸切風呂のドライヤーは『レプロナイザー4D』で髪をサラッサラにしてくれます。
ちなみに貸切風呂の他に貸切岩盤浴もあるので、どれかしら借りてみるのがおすすめです。
心のリゾート海の別邸ふる川のラウンジ
白老ふる川自慢のラウンジでは時間帯によって、さまざまな食べ物や飲み物のサービスが受けられます。
コーヒー・紅茶コーナー
客室にコーヒーの備え付けが無いと思った方、大丈夫です。夜間以外は大体どの時間でも、コーヒーを飲むことが可能です。そのままラウンジで飲んでもいいですし、テイクアウト用のコップで客室に持ち運んでもOKです。
ホットコーヒー以外にも、水出しアイスコーヒーの用意もあります。
特製モナカと甘酒
チェックインして一息つくと、ラウンジでは特製モナカと甘酒が振舞われています。モナカは火で軽く炙って、あんこを挟むスタイル。
サービス品だと思って油断していたら、めちゃくちゃ美味しくて驚きました。あと3948902個は食べられそうです。
ホットワイン
21時ごろにはホットワインの登場です。今回は飲まずに終わったので、土鍋の写真しかありません。
特製前浜ブイヤベース
ホットワインのあとは、夜食としてブイヤベースがいただけます。が、お腹がはち切れんばかりの状態だったので、スタンバイ中の様子をお届けします。きっと美味しいのでしょう。
日本酒試飲コーナー
14時のチェックインから17時までは、日本酒の試飲ができます。日本酒飲み比べと言いつつ、白ワインも1種類混ざっていてラッキーでした。
ここで酔っ払おうと思えば、酔っ払えるくらいには飲めます。場をわきまえて、たくさんは飲まないけど。
フレッシュオレンジジュース
朝食後のラウンジでは、フレッシュオレンジジュースが楽しめます。マシンが丸々1個のオレンジを絞ってくれて、正真正銘の100%オレンジジュースが完成するのです。ジュースというより、もはや果汁。
誰しも1度は体感するべきです。
心のリゾート海の別邸ふる川 まとめ
看板犬のモコちゃんがいなくなったのを知って悲しみに明け暮れたスタートでしたが、チェックアウトする頃には、また白老ふる川に来ることを誓っていました。
食事はいつも抜群に美味しいですし、海のすぐそばというロケーションは本当に最高です。
スタッフさんは親切ですし、もう1頭の看板犬ハルちゃんは健在ですしね。
実はラウンジから見えるテラスに出て歩いたり、足湯に浸かったり、ハンモックで寝てみたりできるようですが、今回は真冬で外にいたら凍え死ぬので断念しました。
そのあたりは暖かい時期の第3弾で紹介できたらな、と考えています(未定)。