世間的にはiPhone13シリーズと比べて、さほど進化していないという評価が多数だったiPhone14シリーズ。
では、iPhone12からiPhone14に乗り換えた場合は?しかも、無印からProへのステップアップ。
結果的にバッチリ進化が感じられ、買い替えて正解だったと思っています。
というわけで、iPhone12と比較しつつiPhone14 Proをレビューしていきます。
iPhone14 ProとiPhone12のスペック比較
iPhone14 Pro | iPhone12 | |
ディスプレイ | 6.1インチ |
6.1インチ |
解像度 | 2,556 x 1,179、460ppi | 2,532 x 1,170、460ppi |
チップ | A16 Bionic |
A14 Bionic |
バッテリー | 最大23時間のビデオ再生 | 最大17時間のビデオ再生 |
カメラ | Pro48MP(超広角、望遠) |
デュアル12MP(超広角) |
セキュリティ | 顔(Face ID) | 顔(Face ID) |
防水 | IP68 | IP68 |
サイズ | 147.5×71.5×7.85 |
146.7×67.1×7.4 |
重量 | 206g |
162g |
iPhone14 Proに搭載されているチップはA16 Bionic。iPhone12から2世代進んだチップで、わかりやすいところではアプリの起動が速くなっている点で処理性能が向上していることを体感できます。
またバッテリー持ちについてですが、iPhone14 Proを1日に5〜6時間使うと、バッテリー残量が40%程度になる感じです。iPhone12では同じ使い方でバッテリー残量が20%を下回っていたので、劇的ではありませんが確かに向上していますね。
重量に関しては、iPhone14Proの方がiPhone12よりも約40g重くなっています。ただ、毎日使っていれば、すぐに慣れるのであまり気になりません。
iPhone14 Proの外観
Apple製品の開封はいつだってワクワクします。
今回選んだカラーは「ディープパープル」
今まで紫色のアイテムを身につけた記憶はありませんが、Appleが推しているカラーを選びがちです。
開幕、画面保護フィルムを貼っていくスタイル。ちなみに貼ったのは『NIMASOアンチグレア』
側面はピカピカで、かっこいいけど死ぬほど指紋が目立ちます。
ボタンやSIMカードスロットはお馴染みの配置。
そのうちUSB-C端子になるのでしょうけど、今はまだLightning端子。
思いのほか存在感のあるカメラ部分。実は結構好きだったりします。
カメラ部分は結構出っ張っているので、そのままテーブルやデスクに置くとガタついてしまいます。
iPhone14 Proは常時表示ディスプレイ搭載
iPhone14 Proにおける新機能の1つが常時表示ディスプレイ。
一見、画面が点いているように見えますが、iPhone14 Proではこれが画面OFFの状態です。
画面が点灯している状態と比べると、その差がわかりやすいですね。
iPhone12では持ち上げる、もしくはサイドボタンを押すことで画面をONにできました。とはいえ、いつまでたっても持ち上げつつサイドボタンを押しがちだったので、画面は一生真っ暗なままiPhone12を見つめていました。完全なストレス発生ポイントです。
一方、iPhone14 Proでは常時表示ディスプレイのおかげで気になったときに時刻や通知をパッと確認できて、iPhoneをいちいち操作する必要がなくなりストレスが激減します。ささやかな進歩が生活を変えていくのだと実感できるはず。
Apple TVで映画の視聴中に、話がどのあたりまで進んだか気になったときにも便利です。
ちなみに常時表示ディスプレイが必要ないな、と思った場合は、
- 「設定」→「画面表示と明るさ」の順に選択
- 下にスクロールして「常にオン」をタップすると、常時表示ディスプレイのON/OFFを切り替えが可能です
また、いくら常時表示ディスプレイと言っても画面を下向きに置いたときや、しばらく操作をしないときには画面は完全に暗くなります。賢い。
iPhone14 ProはDynamic island搭載
iPhone14 Proで大きく変わった新機能のもう1つが「Dynamic island(ダイナミックアイランド)」です。
iPhone13シリーズまでは、インカメラや顔認証センサーが「ノッチ」と呼ばれるスペースに配置されていました。
構造上仕方ないとはいえ、iPhoneの画面にとって「ノッチ」は邪魔な存在です。それがiPhone14 Proで廃止され、代わりに「Dynamic island」が搭載されたわけですね。
「Dynamic island」になったところでインカメラや顔認証センサーの存在感はバッチリありますが、その部分にさえ役割を与えてお茶を濁そうというAppleの魂胆。
そして思いのほか便利に「Dynamic island」を使う我々。してやられたりですね。
具体的な「Dynamic island」の役割は、アニメーションによってiPhoneの状況を伝えてくれたり、裏で動かしているアプリの操作が可能といったところです。
例えば、この状態の「Dynamic island」をタップすると
「Dynamic island」のエリアが広がって、さまざまな操作ができるようになります。強い。
カメラアプリに2倍ズームボタンが登場
例によって、進化したメインカメラ。
個人的に1番気に入っているのが、ワンタッチで「2倍ズーム」が使えることです。
ズームを使わずに物撮りをしてみると、この有様。余計なものを写さないために近づいて撮ると、角度はおかしいし、歪んで見えるし気持ち悪いです。
ところが「2倍ズーム」を使って同じように写真を撮ると、あら不思議。
無理に被写体に近づく必要がなくなったので、自然な形の写真を撮ることができます。
iPhone14 Proを使えば、誰でもいい感じの写真が撮れそう、という気がしますね。
iPhone14 Proレビューまとめ
iPhone12を愛用していた時、性能や機能面での不満は全くありませんでした。
ところが、Phone14 Proを手にしてみると2度とiPhone12には戻れません。
iPhone14 ProがiPhone12に劣っている部分は1つもありませんし、その上で新機能も搭載されているので、やっぱり新しいiPhoneを手にしたときは感動できます。
価格は強気な設定ですが、毎日使う物にはこだわるべきというポリシーからいって、価格なりの価値があると思いますね。そして、どうせiPhone14に買い換えるなら「pro」シリーズを選んだ方が幸せになれるはずです。