レビュー

【Cado(カドー)ROOT7100レビュー】抜群のデザイン、そして機能性も充分な除湿機

2023年6月20日

Cado(カドー)ROOT7100 本体

湿気のせいでカラーボックスの裏側が、さも腐海のようにカビだらけになった経験があるでしょうか(ナウシカ)。

1人暮らし初期の頃、部屋のジメジメを除湿機に解消してもらって以来、除湿機を圧倒的に信頼しています。

雨の日はもちろん、基本洗濯物は部屋干しするので、除湿機におんぶに抱っこ。除湿機なしの生活は考えられません。

今回、そんな除湿機を買い替える機会が訪れました。で、購入したのがCadoの『ROOT7100』という除湿機です。

各メーカーから様々な除湿機が販売されているなかで『ROOT7100』を選んだ理由は、“デザイン“が抜群に優れていたから。

デザイン重視かと思いきや、除湿機能も全く問題なかったので、レビューしていこうと思います。

北海道の冬はストーブ、春夏は除湿機

除湿機の除湿方式は主に

  • コンプレッサー式
  • デシカント式
  • ハイブリット式

の3種類があります。『ROOT7100』はコンプレッサー式な訳ですが、コンプレッサー式は暖かい季節が得意な除湿方法です。

反対に気温が低い冬場だと、能力を発揮しきれません。

一方、デシカント式は冬場でも除湿機能が落ちませんが、その分電気代が嵩みます。また、ハイブリット式はコンプレッサー式とデシカント式のいいとこ取りな分、本体価格が高額です。

そもそも北海道の冬は、やたら乾燥する上、灯油ストーブがあるおかげで除湿機の出番がありません。というわけで比較的電気代が安価で、暖かい季節に能力を発揮できるコンプレッサー式がファーストチョイスになるわけです。

Cado(カドー)ROOT7100の開封

カドー 除湿機 ダンボール

では、『ROOT7100』を開封していきます。

ROOT7100 外箱

お得意のダンボールの中にダンボールという面倒臭さです。良く言えば丁寧な梱包。

ROOT7100 開封

ダンボールの開封に開封を重ね、ようやく対面できたのが『ROOT7100』本体と取扱説明書。袋に包まれていてもスタイリッシュなデザインで心躍ります。

Cado(カドー)ROOT7100の外観

Cado(カドー)ROOT7100 本体

あえて見せつけたくなるようなデザイン。実際、訪れた人に「これは何?」と聞かれるたび、「除湿機(ドヤア)」的なやりとりが可能になります。

ROOT7100 インターフェ イス

各ボタンに添えられる文字は無いものの、直感的に操作できるシンプルな操作パネル。単なる除湿はもちろん、衣類乾燥のモードもあります。

ROOT7100 操作パネル 点灯

操作パネルは電源を入れると、青いランプが点灯する仕様。ボタン1つで光の強弱は変えられますが、稼働中はランプを完全に消すことはできません。

ROOT7100 カドー ロゴ

前面には控えめな主張の“Cado“ロゴ。ロゴは入っていて欲しいけど、ガチャガチャしすぎないのが好みです。

ROOT7100 キャスター

除湿機といえば移動の際は取手を持ち上げて運ぶものが多いですが『ROOT7100』はキャスター付きで移動が楽。

少しの段差だったら乗り越えますし、脱衣場、リビングと手軽に場所を変えて活躍できます。しかも、キャスターにはロック機能が備わっているので、移動の機会が滅多になかったとしても安心です。

ROOT7100 ハンドル

そしてデザイン性を高めるシルバーのハンドルは、『ROOT7100』の移動をより手軽にしてくれる存在です。ちなみに、このハンドルはついつい持ち上げたくなるような作りをしていますが、用途はあくまで引いて移動するためのもの。ハンドルを持ち上げるのはNGです。壊れます。

ROOT7100 水位窓

本体の側面には貯まった水の量を確認できる水位窓があります。

ROOT7100 排水タンク

排水タンクの容量は3、5ℓ。

タンクの水を捨てるときは、角にあるフタを開けて排水します。経験上、この手のフタは丁寧に扱わないと千切れがちなので注意です。

ROOT7100 排水用ホース口

排水タンクの水捨てが面倒になってしまったら、手持ちのホースを繋いであげることで容量を気にせず、無限に除湿できるという寸法。強い。

除湿機 比較

これまで使っていた古(いにしえ)の除湿機と比べると高さがありますが、それはキャスターで移動が楽な分と受け入れます。それにしても惚れ惚れするデザイン。

実際にROOT7100で除湿してみる

ROOT7100 ホワイト

洗濯用洗剤も進歩しているとはいえ、湿気の多い季節に洗濯物をそのまま干していると気になる雑菌臭。もはや洗濯で衣類をキレイにしているのか、雑菌を繁殖させているのかわからなくなってしまいます。

ところが除湿機があれば、そんな悩みとは無縁になるわけです。例によって洗濯物を干した時に『ROOT7100』を稼働させると、なんの問題もなく洗濯物が乾いている喜び。

ROOT7100 排水タンク

4時間の稼働で排水タンクに、これくらいの水が貯まっていて「ちゃんと除湿できている」と実感し、楽しくなります。

ROOT 7100 満水ランプ

ちなみに排水タンクの水捨てをサボったとしても、満水になった時にはピーピーと警告音を鳴らした後、自動で運転を止めてくれます。

普段は1時間、4時間、8時間から選べるタイマーを使えば電源の消し忘れを心配する必要はありません。さらにタイマー設定すら忘れたとしても、運転開始から12時間経過すると自動的に停止してくれます。

除湿機としては静かな動作音

以前使っていた除湿機は、動作音が地獄みたいにうるさくて参っていました。対して『ROOT7100』の静かな動作音は“上品さ“さえ感じるほどです。

衣類乾燥モードで「強」に設定すると完全にうるさいですが、それ以外のモードだと除湿機としては際立って静かに稼働します。

さすがに枕元にあっても眠れるほど静かとは言いません。とはいえ就寝時にリビングや脱衣場で稼働させていたとしても、それほど気にならない動作音だと個人的には思います。

念を押しておくと、『ROOT7100』の動作音は除湿機としては静かなだけ。ある程度の動作音は除湿機が持つ宿命です。

内部乾燥はできる

ROOT7100 ビーズガードタンク

『ROOT7100』は別売りの『ビーズガード』を購入すると除菌・消臭モードでの運転が可能になります(まだ試していない)。

それはさておき、除湿機を長期間使わない時にやっておきたい事といえば、本体の内部乾燥です。

『ROOT7100』には内部乾燥モードのボタンが無いので絶望していました。除湿機なのにカビの温床になってしまうと。

そこで先ほど紹介した除菌・消臭モードです。なんとビーズガードが空の状態で除菌・消臭モードで運転すると内部乾燥ができます。

内部乾燥ができない除湿機とかありえませんからね、一安心です。

餅は餅屋、除湿は除湿機

ROOT7100 ホワイト 本体

というわけで、『ROOT7100』のおかげで快適な部屋干し生活が約束されました。雨の日のジメジメ感ともおさらばですし、除湿機がある生活、悪くありませんよ。

優れたデザインで喜ばせてくれるだけではなく、必要充分な機能性を兼ね備えた『ROOT7100』買って正解でした。

ささやかな不満があるとすれば、本体のどこかにコードが収納できると良かったな、とは思います。

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